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高速増殖炉「もんじゅ」の事故に関する基礎状況把握

「もんじゅ」は福井県敦賀市にある熱出力71.4万kWのナトリウム冷却高速中性子型増殖炉である。「もんじゅ」は1995年にナトリウム漏れ事故を起こしているが、また、新たな事故が発生した。

◆事故概要
2010年8月に、直径46cm、長さ12m、重さ3.3トンの炉内中継装置が、つり上げ作業中に落下する事故が起きた。事故現場は目視で調べることができないが、落下の衝撃で装置が変形し、原子炉容器の穴に引っかかっているとみられ、装置が原子炉容器から抜けない状態になっていることが判明した。そのため現在は、運転開始が見込めない状況である。装置の吊り上げ作業も試されているが、24回行って未だ成功していない。作業に関わる部署の課長が自殺している。

◆非常に危険な状況である「もんじゅ」
現在、運転は停止されている増殖炉は、ナトリウムによる冷却が行われている。今後、中継装置を取り出そうとして、原子炉を開放すると、ナトリウムが空気と反応し、爆発してしまう。
しかし、その危険なナトリウムを抜き出してしまったら、冷却が行われなくなり、原子炉内のプルトニウムが暴走してしまう。

◆エネルギー開発と技術
いずれにしろ現在の「もんじゅ」が抱える問題を解決する方法は無く、成すすべなしという状況である。ひとたび「想定外」の問題が発生してしまうと、解決するすべがない技術は、本当に人類にとって必要な「技術」なのであろうか。
人間の能力からかけ離れた技術が、人類にとって必要かどうかを、今後のエネルギー利用では考えなければならない。


小熊耕平
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