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『日本国民に告ぐ』 一学究の救国論~アメリカによる巧妙な属国他戦略

◆アメリカによる巧妙な属国他戦略

いかにして日本人は祖国への誇りをかくも失ったのだろうか。もちろん戦後のことである。

終戦と同時に日本を占領したアメリカの唯一無二の目標は、「日本が二度と立上ってアメリカに歯向かうことのないようにする」であった。それは国務省、陸軍省、海軍省合同で作成した「日本降伏後における米国の初期の対日方針」に明らかである。そのために日本の非武装化、民主化などを行なったが、それに止まらなかった。第一次大戦後、二度と立上がれないほどドイツを非武装化弱体化したが、たった二十年でヨーロッパ最強の陸軍を作ってしまったのをよく知っていたからである。日本人の「原理」を壊さない限り、いつかこの民族が強力な敵国として復活することを知っていたからである。とくに昭和十九年秋に始まった神風特攻隊かも硫黄島、沖縄と続く理性を超越した鬼気迫る抵抗に震撼した直後だけに、なおさらだった。

まず新憲法を作り上げ、前文に「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」と書いた。日本国の生存は他国に委ねられたのである。第九条の「陸海空軍その他の戦カは、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」は、前文の具体的内容である。自分が守らない場合、どこかの国に安全保障を依頼する以外に国家が生き延びる術はない。アメリカ以外にないことは自明であった。すなわち日本はこの時、アメリカの属国となることが決定されたのである。戦争に倦む日本人に対し平和を高らかに謳い上げ、アメリカが平和愛好国であることを印象づけた上で属国化する、という実に巧妙なやり口であった。

さらには念のため、第一条で国民の心の拠り所であった天皇を、元首からただの象徴にした。さらには皇室典範を新たに定め、十一宮家を皇籍離脱させ、万世一系を保つのがいつか極めて困難になるように仕掛けた。国民の求心力の解体を目論んだのである。それくらいで満足するようなアングロサクソンではない。漢字全廃への第一段階として当用漢字を導入したのは、日本の文化を潰し、愚民化するためであった。世界から絶讃されていた教育勅語を廃止した上で作った教育基本法とは、公への奉仕や献身を大事にするという日本人の特性、すなわち底力を壊し、個人主義を導入するためのものであった。これでもまだ足りなかった。
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つづく





なりわいとも
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