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捕鯨は地球を救う②

続きです。
以下引用
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■5.増えすぎたクジラが食糧を求めて沿岸部までやって来た
 各海域におけるクジラの生存数や、クジラの年齢推定方法などは、日本の調査捕鯨などで明らかになってきたことだが、もう一つ驚くべき事実が判明した。

 長らく、クジラはオキアミ(エビに似た体長数センチほどの浮遊生物)だけを食べていると考えられていたが、実は近年、クジラが増えすぎて他の魚まで食べるようになってきているのである。

 たとえば、2009(平成21)年に釧路沖で調査捕鯨が行われたが、捕獲された、どのミンククジラの胃袋からも大量のスケソウダラが出てきて、関係者を驚かせた。2百リットル容量のドラム缶2~3本分のスケソウダラ、サンマ、イカ、オキアミなどが詰まっていた。

 また近年は、大型種のクジラが釧路沿岸で頻繁に目撃されている。
 これらの事実を総合すると、クジラの数が増えすぎて、オキアミなどの餌が足りなくなり、やむなくサンマやタラを食べ始めたこと、そして大型のクジラもそれらの餌を求めて、沿岸部に近づいてきている、と考えられている。

 実は、クジラの食害が釧路での漁獲高の急減の原因のようだ。釧路では1980年代には120万トンの漁獲量を誇っていたが、2005年には12万トンと10分の1にまで減ってしまっている。

 クジラによる食害は、釧路ばかりではない。函館では伝統的にイカ漁が盛んで、夜、集魚灯をつけてイカを集める。そこにクジラが大量にやってきて、集まって来たイカを食べてしまう、というのである。カナダやアメリカの漁民の間でも、クジラの食害問題が浮上し始めているという。

 日本鯨類研究所の試算では、1年間で地球上の人類が採る漁獲高の総量は約9千万トンであるのに対し、地球上のクジラが食べる魚の総量は3億トンから5億トンとされている。

 クジラの商業捕鯨を再開して、適切な生存数をコントロールすることによって、鯨肉の供給だけでなく、人類全体の漁獲高を大きく増やすことができる。これが迫り来る食糧難への有効な対応策なのである。

■6.地球環境を心配なら牛肉よりも鯨肉を
 鯨肉は、環境面においても、また健康面においても、牛肉などよりははるかに優れた食材である。

 まず環境面から見てみよう。牛肉を生産するのと、クジラを獲るのとではエネルギー効率がまるで違う。

 鯨の場合は、鯨肉一キロカロリーを得るのに、小型捕鯨船を使った場合、1キロカロリーの燃料を消費する。牛肉1キロ分を生産するには約120キロの穀物飼料が必要であり、それだけの穀物を生産するには、1200キロカロリーの燃料を必要とする。カロリー効率で見れば、鯨肉は牛肉の1200倍ということになる。

 また牛は大量の糞尿を出し、これが土壌を硝酸化する。さらに牛の発するゲップから大量のメタンガスが排出される。アメリカだけで数億頭の牛を飼育しているので、地球の温暖化にとって無視できないほどだという。

 海に棲むクジラには、こういう環境汚染の心配はない。鯨肉は牛肉に比べて、格段にエコな食材であると言える。地球環境危機を心配する人なら、牛肉よりも鯨肉を食べるべきなのである。


■7.鯨肉は優れた食材
 栄養面でも、鯨肉は大変に優れた食材である。100グラムあたりのタンパク質含有量では、牛肉赤身の17~18グラムに対して、鯨肉の赤身は24~25グラムもあり、動物性タンパク質の中ではもっともタンパク質含有量が高い。

 このタンパク質が口中で噛まれることによってアミノ酸となり、それが生命体の活力源となる。また、このアミノ酸がうまみとなるので、鯨肉は美味しいのである。

 コレステロールが少ない点も、健康食として多いに注目されている。100グラムあたりのコレステロール量は、牛肉が72ミリグラム、豚肉が61ミリグラムに対して、鯨肉は38ミリグラムしかない。

 健康に関心のある人なら、EPAやDHAという用語はおなじみだろうが、鯨肉はこれらを多く含む。EPAは脳溢血や心筋梗塞などの血管系の病気の予防に効果があり、またDHAは脳を活性化して学習能力を上げたり、眼の老化防止、疲労回復の機能がある。

 牛肉、豚肉、鶏肉を食べてアレルギーになる人はいるが、不思議なことにクジラでアレルギーになる人はいない。そこでアレルギー体質の子供のために、鯨肉を供給する運動も行われている。

 なぜ鯨肉にはアレルギーが出ないのか、理由は分かっていないが、一つの有力な仮説として、南氷洋で捕れたクジラには発ガン性を持つPCBや、水銀などの汚染物質がきわめて少ない点が挙げられている。他の魚の平均に対し、PCBは2700分の1、水銀は15分の1である。


■8.捕鯨は我が国の国際的使命

 適切なコントロールのもとで商業捕鯨が再開されて、このような優れた鯨肉が供給されたら、どうなるか。先進国においては、消費者は地球環境にも人体にも優しい健康食として、牛肉よりも鯨肉を歓迎するだろう。また発展途上国においても、安価なタンパク質源として、栄養状態の改善に貢献するだろう。

 その分、牛肉の需要は落ち込み、価格は低下する。困るのはオーストラリアやアメリカなどの牛肉輸出国である。これらの牛肉輸出国が代表的な反捕鯨国であることから、反捕鯨国の真の狙いは牛肉輸出を維持することだ、という穿った見方が出てくる。

 それが真実であるかどうかは別にして、鯨肉の利用拡大は我が国の食料自給率を高め、かつ世界の食糧問題、環境問題の解決に向けて効果的な対策になりうるのである。

 反捕鯨プロパガンダに対抗して、このような事実と論理によって捕鯨の妥当性、必要性を粘り強く訴え続けていく事は、我が国の国際的な使命と言えるのではないか。

(文責:伊勢雅臣)
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以上引用終り





佐藤祥司
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