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人の話を聞けない記者

「取材で答えた内容で10のうち1でも記事になったらいい方だ。こちらの考えはほとんど伝わらないと考えたほうがいい」とは何回か新聞の取材を受けたことがある路上パフォーマーの言。

「これまで私たちの趣旨をきちんと理解して報道していただいた例はまったくなく、報道されるたびに不満と怒りが渦巻いているような現状です」これは、あるウェブ開設者が記者からの取材申し込みを受けた時の回答。

人の話が聞けない人、は身の回りにもいる。自分の考えに強いこだわりをもっている人に多い。記者にもこだわりがあるのだろうか。

たとえば、朝日新聞記者行動基準には次のように記されている。

【記者の責務】
 記者は、真実を追求し、あらゆる権力を監視して不正と闘うとともに、必要な情報を速やかに読者に提供する責務を担う。憲法21条が保障する表現の自由のもと、報道を通じて人々の知る権利にこたえることに記者の存在意義はある。

【独立と公正】
 記者は、自らの職務に誇りをもち、特定の個人や勢力のために取材・報道をするなど独立性や中立性に疑問を持たれるような行動をとらない。公正で正確な報道に努め、いかなる勢力からの圧力にも屈せず、干渉を排して、公共の利益のために取材・報道を行う。

【人権の尊重】
 記者は、報道を通じて、民族、性別、信条、社会的立場による差別や偏見などの人権侵害をなくすために努力する。取材や報道にあたっては、個人の名誉やプライバシー、肖像権などの人格権を不当に侵害しない。

【読者への説明】
 記者は、読者の声に誠実に耳を傾ける。読者の疑問や批判にできる限りこたえ、行動や報道・評論が読者や社会に理解され、支持されることを目指す。

理想的である。理想的過ぎて現実味がない。このとおりの行動をとろうとすれば各人が頭の中で、自由とか個人とか人権とかの判断基準をつくるしかない。そこに個人の価値観、すなわちこだわりが生まれる。

理想的な行動基準が、独善的な行動を促している。というのはなんとも皮肉なことである。

匿名希望
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