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奇妙な奇妙な世界

リンクより

◆奇妙な奇妙な

最近見た中で最も奇妙な光景は、「マスクをして、背中合わせで腕を組んで、若者たちが社交ダンスを踊っている」というものでした。

高校卒業の記念行事として、卒業する生徒が全員で参加して行われる「プロムダンス」と呼ばれるもので、どこの高校かはわからないのですが、フロアでたくさんの若者たちが、「男女がお互いに後ろ向きになってダンスをしている」光景が、SNS に投稿されたのです。

以下リンクが実際に投稿された動画です。

もう異常としか言いようがないのですが、投稿した方(おそらく動画の後半に出ている男性)は、投稿に以下のように書いていました。

『これは、世界的な新型コロナの時代の高校卒業記念ダンスだ。これが狂気なのか、信じられないような悲劇なのかは私にはわからない。社会は自己破壊モードに入った。」』(BeachMilk)

◆思考の倒錯

撮影しているということは、ご自分の娘さんか息子さんが参加しているということなんでしょうけれど、もうどういう気持ちで対応していいのかわからないですね。ただ、おかしいのは、動画を見ていますと、確かに自分のパートナーとは背中合わせなので対面しないですが、人がたくさんいるので「踊っている他の人と対面することが多い」というのはあります。

そして、やや懸念したのは、この SNS を見た他の高校の指導者の人たちが、「これは素晴らしい。うちの学校でも後ろ向きで組み合うダンスを採用しよう」ということになり、「いつの間にか、これがニューノーマルになる」という世界。

◆フェイスガードが日用品となる時代

そういえば、「もうコロナは終わることがない事態へと…」という記事で、宇宙ヘルメット型のフェイスガードをご紹介したことがありました。粒子遮断率 99.97%の完全なガードですね。高校の卒業ダンスでこのフェイスガードが採用されないことを祈りますが、同じようなコンセプトの商品は他にもあるようですね。探すと、いろいろ出てきます。

下の商品は、カナダの企業が発表した「粒子を 99%濾過する空気清浄装置」を備えた個人用ガードです。USB 充電で、最大 12時間、空気清浄システムが働くというものです。

・リンクカナダのVYZRテクノロジー社が発売したフェイスガード

また「飛行機に乗った際の感染が不安」という人たちのために、座席で使用できる「ポータブル保護バリア」も発売されています。バッグに入れておいて、座席でサッと開くもののようです。

・リンク旅客機で使用できるポータブル保護バリア

◆60年前の未来地図~2020年世界のイメージ~

……まあ…いろいろとあれですが、そういえば、今年 5月の記事の冒頭で、1962年にイタリアの雑誌に掲載されたイラストを冒頭でご紹介したことがあります。イラストのタイトルは『2020年の生活』というものでしたが、以下のようなイラストでした。

・リンク年にイタリアの雑誌に掲載されたイラスト『2020年の生活』

「未来の社会は、外出の時にすべての人が個人用保護バリアに入って移動する」というようなことが描かれているようですが、もう、単なる空想科学の世界とも言えなくなった描写ではあります。「2020年」と指定されているのも感慨深いです。

日本はここまで奇妙にはなっていないかもしれないですけれど、「すべての光景が変わった」ということは他の国と同じで、このような時代が、後の時代になって、「思い出して笑える」ようになればいいなとは思います。

◆表現の世界が叩き潰されている中で

まあ、逆説的に考えれば、普通に生きている中では、そう簡単には経験できない奇妙な時代の中に生きていることは確かなわけで、この奇妙な世界からのインスパイアも確かにあるのかもしれません。誰かや何かを攻撃する必要はないし、攻撃的でいる必要もない。

しかし、自分が「奇妙な世界に巻き込まれそうな時」に、どのように対応あるいは回避していくか。かつて私の若い頃などには、「表現の世界」がそれを教えてくれましたが、世界中で表現の世界も叩きつぶされています。ニューヨークのブロードウェイは来年の 5月まで公演中止となっており、アメリカでは映画館も存亡の危機になっています。

・ブロードウェイ、来年5月末まで公演中止を延長 (シネマトゥディ 2020/10/12)
・米英の大手映画館が無期限再休業、4.5万人に影響 ─ 劇場側がニューヨーク州を批判 (RIVER 2020/10/06)

新たな時代の新たなサバイバルの方法が模索される時代となりました。

匿名希望
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