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「絶対にマスクしない」米大統領が起こす大波紋

以下リンクより

周囲が全員マスクをしても、意地でもマスクしないトランプ大統領。その狙いは…?

 長期にわたるマスクの品薄、アベノマスク問題と、マスク問題が続いた日本。最近こそ、各企業によるフル稼働での生産や、転売禁止などの規制により状況は落ち着き始めたが、今度は真夏のマスク着用による熱中症懸念と、形を変えて問題は続く。

 一方、アメリカにおけるマスク問題は、少し事情が異なっている。11月に行われる大統領選挙が絡んでいるため、トランプ大統領 vs バイデン前副大統領の「マスク代理戦争」の様相を呈してきたのだ。

 アメリカの新型コロナウイルスの感染者数は世界で一番多く、約180万人(6月4日現在)。これまでに10万人を超える死者が出ており、終息にはまだまだ程遠い状態だ。そんな中、報道で目にするトランプ大統領は、一切マスクをしていない。

■トランプ大統領が意地でもマスクをしない理由

 アメリカ在住の医療関係者はこう指摘する。

 「トランプ大統領がマスクをしないのは、マスク=新型コロナといったイメージがあり、コロナが蔓延していて大変だというイメージを国民に与えてしまうためだと言われています。

 アメリカでの死者が10万人を超えたときも、ツイッターで哀悼を示したのは翌日で、できる限り新型コロナの影響力が拡大しているという印象を世間に与えたくない、という様子が感じられます。そんなウイルスに動じることなく、速やかな経済活動の再開、強いアメリカを印象づけるためにマスクをしないといわれています」

(中略)

 実際のところ、アメリカ国民のマスクに対する意識はどうなのだろうか。

 「元々、アメリカ人はマスクをする習慣はありません。新型コロナの流行の初期段階では、NYの街中などでもマスクをしている人はあまり見かけませんでした。さすがにロックアウト後はほとんどの人がマスクをするようになりましたね。

 日本とは違って、街中にはマスクはほとんど売っていなかったので、手ぬぐいにゴムを結んで代用したり、毒ガス用のようなマスクなどをしている人が多かったです。さすがに最近ではスーパーマーケットで見られるようになりましたが」(同上)

アメリカでもニューヨークや、ワシントンDC、ロサンゼルスなどの大都市では多くの人がマスクをつけているが、トランプ支持者が多い南部や中西部の州ではマスクをしている人は少ないという。日常生活でもトランプにならってマスクをせずに出かけ、スーパーマーケットなどでマスクをしている人を見ては、笑い飛ばす人もいるというのだ。

 「テレビのインタビューで、どうしてマスクをしないんですかとの質問に、『私は神を信じているから全然コロナなんか、かからないんだよ!』という答えが返ってきたりします。テキサス州ではマスクをしているとスーパーに入れないところもあって、マスクを外してくださいと言われたり、州によって全然違うのです。トランプ大統領は、マスクは格好悪いという印象を国民に植え付けようとしているといえますね」(同上)

(中略)

■民主党のバイデン候補との”罵りあい”

 大統領選挙を11月に控え、共和党のトランプ大統領と民主党のバイデン候補の戦いはすでに始まっている。新型コロナウイルスの感染を避けるため、自主隔離を行っていたバイデン候補は、5月下旬のメモリアルデーに黒いマスクをつけ、約2カ月ぶりに姿を現した。

 トランプ大統領はバイデン氏に対して「天気のいい屋外でマスクを着用したのはかなり異常」とツイートし、バイデン氏のマスク姿の写真をリツイートした。一方のバイデン氏は、トランプ大統領が最近の公のイベントでマスクを着用しないことについて「本当のバカ」だと批判して、火花を散らしている。

こうしたマスクを巡る両者対立のニュースが拍車をかけ、マスクをしている人がバイデン派、マスクをしない人がトランプ派のような見方にすらなっている。

(中略)

■日本にもいずれ影響を与える

 直近のワシントンポストとABCニュースによる世論調査では、バイデン氏支持が53%、トランプ氏支持が43%となっており、バイデン氏が10%引き離してリードしている。共和党派が多い南部や中西部の州にもコロナが拡大したこともあり、保守層の高齢者などは、命の大事さに気づき、共和党から民主党に乗り換えた人も多いという。

 新たな火種となっている黒人人種差別問題も収まる気配がなく、トランプ大統領は軍の投入も辞さない構えを見せており、まだまだ予断を許さない状況が続いている。また、株価の復活は早かったが、10月以降、実体経済がどういった動きをみせるかも気になるところだ。

 大統領選挙の結果は、ポストコロナの日本の政治経済にも大きく影響を与える。新型コロナの感染者数、死者数ともに世界一のアメリカだが、トランプ氏 vs バイデン氏の勝敗の行方を「マスク代理戦争」の側面から見ていくのも、ポストコロナの世界を占ううえで興味深いのではないだろうか。
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