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新型コロナの本当の怖さは経済崩壊に伴う自殺者の急増

以下、リンクより引用

◆「新型コロナとの戦い」に伴う「トリアージ」
 一般に国家が「戦い」を宣言する時、その戦いに参加できない弱者は考慮の外である。COVID-19感染者を救うという旗印が掲げられている「新型コロナとの戦い」では、COVID-19の動向だけに世間の耳目が集まる。その結果、その他の弱者の命の優先順位が必然的に低くなる。
 「COVID-19感染者の命を守る戦い」は、そこに医療職を含む大量の人的・物的資源を集中的に投下する。それに伴い、COVID-19感染者以外の命を失うリスクが必然的に生じる。このような「トリアージ」(選別、優先順位付け)によって真っ先に切り捨てられるのは、当然ながらCOVID-19感染による重症化/死亡リスクが極めて低い集団である。彼らを倒すのはCOVID-19ではない。貧困である。これは、杞憂ではない。日本よりもずっと緩い「緊急事態宣言」により、単位人口あたりの死亡数で日本を下回る結果を出しているタイで、観光業の崩壊→失業→貧困に起因する自殺者が急増している。

◆一将功成りて万骨枯る?
 「欲しがりません勝つまでは」祖父母から聞いたような聞かなかったような、そんな淡い記憶のあるスローガンとともに、「この非常時に、飲めや歌えなど、もっての外。贅沢は敵だ」との同調圧力が、彼らの職場に津波のように押し寄せた。ライブハウス、クラブ、居酒屋はみな休業し、閉鎖され、消えていった。ついこの間までは例外なく「人手不足」だった職場である。わずかに残ったパチンコ店も風前の灯火である。
 仕事が無い、収入が途絶えた、家賃が払えない。それどころか、マスクを買う金もなく、日々の食事もままならない。そう声を上げようにも、80年近く前に流行した勇ましいスローガンでかき消された。いくら大声で抗議したところで、「マスクもせずにコロナをばらまいて歩き回る非国民が何を言うか!!」と勇ましい声で怒鳴りつけられるだけだ。
 そういう、誰にも振り向いてもらえない弱者が、最終的に行き着く結論は、(中略)みんな知っている。ただ、多くの強者達はそれを口に出さない。彼らはそうして緊急事態宣言を維持し、強化してきた。誰だって勝てる見込みがあれば我慢もする。しかし現実には、我慢し続けて負けていく人間の方が圧倒的に多い。「一体全体、この『国家存亡を賭けた戦い』とやらの末に勝利宣言ができるのは如何なる人物なのだろうか?」そんな疑問と恨みを抱いて敗者達は消えていく。

◆自殺者増早期検知のために、より感度の良い指標を
 これだけ自殺者増加のリスクを示す資料が揃っているのに、「コロナとの戦い」における同調圧力に気圧されたのだろうか、自殺の研究者達も、厚労省の当該部署も、誰一人として緊急事態宣言に伴う自殺者増加のリスクについて、口にしようとしない。そんな完全黙秘に勇気づけられた強者達は言うかも知れない。警察庁の発表による3月の自殺者数1701人と1月(1656人)、2月(1392人)と比べて大きな変化はなかったじゃないかと。前年の同月は1856人だったため、昨年比で9%の減少となっているぐらいだと。
 しかし、警察庁の統計だけでは見えてこない自殺もある。たとえば、遺書などが見つかっておらず自殺かどうか原因不明である場合は、「運転事故」として処理され自殺の統計には上がってこない [6]。この3月で言えば、3月16~22日の1週間では30件以上の鉄道人身事故が発生している。もちろんすべてが自殺や死亡事故とは限らないが、2018年度では1日平均で鉄道人身事故が2件程度だったことを踏まえると、自殺の増加を感度良く検出するためには、鉄道人身事故発生件数も同時に把握する必要がある。さらに自ら命を絶とうと考えるまでに追い詰められた人々の相談窓口まで,休止や縮小に追い込まれている.相談される方も生活苦に喘いでいる構図が見えてくる.自分に余裕があってこそ,追い詰められた相手の相談に乗れるのだから.
 2020年4月28日の12:00時点でのCOVID-19による死亡者数は376名(暫定値。確定値は267名)。これは2月13日に最初の死亡者が出てから、2ヶ月半の累計である。一方、自殺者数は上述のように3月だけで1701人。緊急事態宣言の影響を反映する可能性のある4月の自殺者数の速報値が出るのは5月6日以降になる。その数字をどこの誰がどう受け止め、どんな行動を取るのか?あるいはこれまでと全く同様、日本中の誰もが完全黙秘を貫くような同調圧力が続くのだろうか?ここでも我々はSARS-COv-2に試されている。

以上、引用おわり
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