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果たして「第2波」は訪れるのか? 新型コロナウイルスについて、まだ答えが出ていない「7つのこと」(その1)

新型コロナウイルスの現状わかっていること、わからないことがかなり端的にまとまっているので紹介します。

以下「WIRED.JP」(リンク)より引用します。

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新型コロナウイルスについて多くの大きな疑問に対する答えは、まだ出ていない。新型コロナウイルスとの戦いとの“真の勝利”のために、科学者たちは多くの疑問に答えていく必要がある。

ほんの数カ月前まで、わたしたちの多くは新型コロナウイルスの存在さえ知らなかった。しかし、一部の迅速な研究と数百万人の症例から収集したデータのおかげで、科学者たちはこのウイルスによる感染症のメカニズムや、集団内にどのように感染が広がるかについて多くを明らかにすることができた。

とはいえ、まだかなり初期の段階だ。新型コロナウイルスについて多くの大きな疑問に対する答えは、まだ出ていない。新型コロナウイルスとの戦いとの“真の勝利”のために、科学者たちはこれらの疑問──そしてさらに多くの疑問に答えていく必要がある。

そのときになって初めて、わたしたちは正常な生活に戻れる。あるいは、少なくとも新しい日常に戻れるのだ。


1)新型コロナウイルスの感染者は何人いるのか?

一部の人たちにとって新型コロナウイルスに感染することは、ちょっと軽い風邪をひいたような感覚だろう。ある人たちは、自分が感染していることにまったく気付かないかもしれない。またある人たちにとっては、感染は死刑宣告にほかならない。

最善の場合でも、全世界で数えられている公式の数字は、入院患者数、病院での死者数、介護施設での死者数、検査を受けた地域の感染者数だ。しかし、多くの新型コロナウイルス感染症例は検出されないままである。

世界保健機関(WHO)が勧告したように、「検査、検査、検査」なのだ。

英国では、介護施設、不可欠な労働者とその家族、65歳以上の人たちとその家族が、もし誰かに症状がある場合に検査を受けられるように検査が強化されている。しかし、これでさえもすべての人を検査対象にはしない。実のところ、英国が1日当たり10万人の検査実施という目標を実現したとしても、ウイルスがどこまで広がっているかについて完璧に正確な実態は把握できないだろう。

把握する唯一の方法は抗体検査で、これは体内で新型コロナウイルスへの抗体が産生されているか調べるために血液を検査する手法だ。この検査で感染したことが証明される。この方法ですべての人を、過去の無症状の感染者でさえも数字として示すことができる。いまのところ、こうした検査がどれだけ信頼できるのか明確ではないことから、英国の当局は大きく展開させるつもりはないという。

2)感染により持続的な免疫が得られるのか?

ウイルスが初めて体内に侵入すると、免疫反応が引き起こされる。体はウイルスを回避する抗体を産生して患者は回復し、場合によっては免疫が維持される。だが、体はある種のウイルスとの戦い方をよりよく“記憶”することがある。このためわたしたちは、一生のうちに水痘(みずぼうそう)に2回かかる可能性は低い。これに対して一般的な風邪には、年に2回かかってしまうこともある。

体内の免疫システムは、新型コロナウイルスにどれだけ対抗できるのか──。それを科学者が解明できるほど、まだ新型コロナウイルスが現れてから長い時間が経っていない。抗体の存在が免疫があることを意味するのか説明できる研究はまだ存在せず、患者がウイルス検査で再び陽性になったとする報告も複数ある。

ウイルス感染から回復したあとの患者に免疫があるのか、そしてどのくらいの期間だけ続くのかを真に理解するには、時間と多くの研究が必要になるだろう。

3)どの程度の感染者が無症状なのか?

息をすることが困難になるほど重度の症状を経験する人たちがいる一方、認識できる症状をまったく経験しない人たちもいる。しかし、これがどの程度の割合の人たちに相当するのかは明らかになっていない。

専門誌『Eurosurveillance』に掲載された研究は、2月にクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号で検疫された乗客を対象として、無症状症例の割合は17.9パーセントと推定している。しかし、『Science』誌に掲載された別の研究は、患者の症状がほとんどないか無症状のため86パーセントもの症例が記録されない可能性があると推定している。

はっきりさせる唯一の方法は、広範な抗体検査の実施だが、それはまだ先のことだ。

 


末廣大地
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