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都市封鎖を強制しないスイス・スウェーデン・オランダ

都市封鎖の議論が盛んだ。ロシアや中国が強権的な都市封鎖を行うのは当然として、自由主義を掲げるフランスやアメリカが強権的なのは、「自由」が所詮、架空観念にすぎないことを示している。

他方で、外出禁止etcを強制しない国もある。奥の院のおひざ元ともいえるスイス、スウェーデン、そしてオランダは一定のソーシャルディスタンスを勧告しているが、外出禁止ではない。スイスはこの難局を、強制力ではなく、住民の支え合いで突破しようとしている。

奥の院は世界統一政府(NWO)を目指しているという意見もあるが、反帝国主義・小規模自治国家間競争社会を旨とするのであれば、それぞれのお国柄は尊重し、民族として自制力のある国にはわざわざ強制力を伴った都市封鎖を強制することはないのではないか?勿論、コロナ対策に失敗して、都市封鎖を強制した場合以上の打撃を受ける可能性もある。いずれにしても世界全体が経済収縮に向かう大きな流れにはさほど影響がない。

よくもわるくも日本の「新型コロナウイルス対策特別措置法」は通勤禁止などの強制力をほとんど伴わない。
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それが吉と出るか凶とでるか。日本人の共同体体質と一人一人の状況判断力が試されているのかもしれない。

〇スイスの事例

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スイスでは、全国で拡大する新型コロナウィルスの感染を抑制するため、連邦政府が段階的に措置を強化してきた。連邦内閣は、公共のスペースで5人を超える人が集まることを禁止し、全住民に対し、外出自粛を勧告する。

なぜスイスの外出自粛は勧告であって、フランスなど近隣諸国のような禁止ではないのか?

保健行政を担当するアラン・ベルセ内相は記者会見で「政府の決定が厳しすぎるとして人々があまり順守していない、という事態が他の国ではみられる」と指摘。行動制限が長期化することを前提に、人々が長く守れるルールでなければ意味がない、と説明した。 さらに、「これはとてもスイス的なアプローチだ」とした上で、「人々が受け入れられない制限を連邦内閣が課すことはない」と明言した。

新鮮な空気を吸うために外出することは禁止されていない。他の人と2メートル以上の距離を空けることが推奨されている。 親が自分の子供をサイクリングに連れ出すこともできる。しかし、子供達は5人を超えるグループで遊んではならないと保健庁は注意を促す。高齢者は子供とのあらゆる接触を避けなければならない。

連邦内閣は全ての学校に対し、少なくとも4月19日まで休校するよう命じた。しかし、保育園に対しては、事業を続ける、あるいは代替の保育サービスを提供するよう要請した。その違いの理由は、義務教育かどうかだ。スイスでは幼稚園から中学校までは義務教育であるため、開校している限り親は子供を学校に行かせなければならない。一方保育園は義務ではないため、開園していても親が自粛することができる。また保育園の運営は州の専権事項で、政府は閉園を強制できない。

65歳以上の高齢者や基礎疾患のある人は特に外出を控えるよう連邦内閣は勧告している。保健庁のコッホ班長はさらに、高齢者は自分でスーパーマーケットに出掛けるのではなく、食料の買い出しは親戚や近所の人などに助けを求めるよう勧める。スイス南部のベリンツォーナでは、高齢者や高リスクの人々に代わって買い物に行くサービスが始まった。新型コロナウイルスのために自宅に留まるよう指示された人々が、孤独に陥ることなく身を守れるようにするのが狙いだ。

スイス全国で、リスクの高い人々を助けようとするさまざまな形のボランティア活動や支援団体が現れている。プロ・セネクトゥーテは食事の宅配サービスを行っている。また、外出自粛を余儀なくされている人々が、用事を頼んだり、インターネットや電話で付き合いを続けたりできるよう、地域社会の人々とつながるためのアドバイスをプロ・セネクトゥーテは豊富に提供している。

〇スウェーデンの事例

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スウェーデンの疫学者アンダース・テグネルはインタビューで、スウェーデンのこの戦略は科学的根拠に基づいていると話す。「私たちは、病院が患者に対応できる程度に感染拡大のペースを遅らせるよう努力をしています」・・・テグネルは続ける。スウェーデンのやり方は「国民の自制心とそれぞれの責任感に訴えかけている」のだと。

オランダ(3月31日感染11750人、死者864人)は、スウェーデンと同様のアプローチを取っている。

「私たちにとって、ロックダウンをされることも大惨事です。だけど、スウェーデンでもいつか感染が爆発するのではないかと思うと心配でたまりません。私たちは巨大な実験をされているように感じます。それを了承したつもりはないのですが」

山澤貴志
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