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東京も時間の問題。「ロックダウン」された米シアトルの現状②

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11日にはワシントン州の知事から250名以上の集会禁止令が発布され、シアトル市内の公立学校も12日から閉鎖された。ホワイトハウスはヨーロッパからの渡航制限を発表した。

そんな中、11日は誕生日だったので、若干ためらいながら招待に応じて市内のレストランで食事をした。テーブルサイドでシーザーサラダを作ってくれたサーバーの人が愛想よくおしゃべりなので、サラダかき回しながら喋らないで~、と心の中で思ったけど口には出さず、楽しく食事をして帰宅した。

翌日にはホワイトハウスが非常事態宣言を出す。同時に、ブロードウェイの劇場がすべて閉鎖されるというニュースに衝撃を受けた。

その週末はまだシアトルの街には普段より少ないながら人が出歩いていたし、カフェにも人がいて、アイスクリーム店にもいつもどおり行列ができていた。

その週末には友人とホームパーティーの約束をしていたのだけど、話し合ってキャンセルし、完全おこもり生活にシフトしていった。

翌月曜日、16日にはふたたび知事命令が出て、バーやレストラン内での飲食が禁止になり、飲食店は大急ぎでテイクアウトのみの営業に切り替えることになった。同時に、床屋さんやネイルサロンなどの営業も禁止され、日常生活にも「ソーシャルディスタンス」(6フィート/約180センチの距離)をあけることが奨励された。

いつも行くベーカリーでは椅子がすっかり片づけられて、並んで待つあいだに「ソーシャルディスタンス」を保つために、床に1.5メートルおきにテープでマークが描かれていた。バリスタくんは一人のお客に対応したあと、いちいち手を洗って次の接客をしていた。

同じ日に米国では初めて、サンフランシスコとシリコンバレーの街がロックダウンされた。19日にはそれがカリフォルニア州全体に、そして20日にはニューヨークも後を追う。ワシントン州では23日の月曜日に、インズリー知事が「stay home, stay healthy」令を発布した。

その翌日、街に散歩に出てみると、テイクアウトの注文を受け付けるために店を開けているのはほんの数軒で、ほそぼそと営業を続けていた雑貨店、ブティック、バー、カフェなどはすべて閉店していた。まるでハリケーンが来るかのように、ガラスの上に板張りをしている店が多かった。

これは日本では見ない光景だと思う。シアトルは比較的治安の良い都市とはいえ、2週間店を閉め、しかも街がゴーストタウン化するとなったら、落書き、破壊、さらに悪ければ略奪行為は想定内。板張りされた街並みはそれだけで荒んだ寒々として、ぞっとする光景だった。ひと気のなくなってガランとした通りを、パトカーがゆっくり巡回していた。

伊達政宗
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