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ニューヨーク「コロナ禍」直撃した都市のリアル

「コロナ禍」によるニューヨークの生活の現状を米在住邦人7人が語っている。いくつかピックアップして紹介する。

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〇ロックダウンのニューヨーク、街はどう変わったか
・ロックダウン中のニューヨークでは、生活に不可欠なグローサリーストア(日本のスーパーマーケットに当たる)、医療機関、郵便局などの事業以外は閉鎖しています。レストランはテイクアウトとデリバリーのみ。散歩や自然の中での運動は許されていますが、緊急以外で別居中の家族や友人を尋ねることも禁止。他人から6フィート(約1.8m)の距離を保つこととされていますね。
・3月15日はセントパトリックのお祭りもあり、若者はそこら中で大騒ぎでしたよね。こうした事態もあり、その後のロックダウンにも繋がったわけですが、展開があまりにも早く、必需品の買い揃えなど準備が慌ただしかったです。外食店はレストラン営業が禁止されてから、近所ではテイクアウト営業に切り替えた店もありますが、採算が合わないのか、だんだん営業時間が短くなったり、閉店してしまったり。グローサリーストアには、ハンドサニタイザー(消毒剤)以外はなんでも揃っています。違うのは、店内の客数制限のために、6フィート間隔に並んで入店を待つぐらいでしょうか。先週、夫とジョギングをしていたら、公園に人があふれていて、「自粛の意味がないよね」と引き返しました。人による温度差を感じます。
・私は9.11(2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件)のときもニューヨークにいました。あのときは、ネガティブなできごとをきっかけに、「みんなで乗り越えよう」というポジティブなエネルギーが生まれて、ニューヨークの底力を感じました。でも今回は、人の汚い部分が露呈していると感じます。それだけ、みんな精神的に参っているということでしょうか。
・ニューヨークに限りませんがアメリカでは大量の失業者が発生しています。職種や雇用形態にもよりますが、何らかの形で経済的ダメージを受けている人がほとんどです。
・コミュニティ・カレッジの学費を稼ぐため、シッターとして働いていたのですが、ケアしていた子どもの学校は休校、親はリモートワークとなり、シッターは不要とのことでいったん、無職になりました。レストランやヘアサロンで働いていた友人たちも、収入源がなくなり、夢をあきらめて日本に帰国した人もいます。
・私の夫が勤務するホテルも閉鎖が決まり、夫を含む従業員のほとんどがいったん解雇されました。本人は、「ホテル側は、このまま全員クビにして、若くて給料の安い従業員に総入れ替えするのでは?」と心配しています。失業仲間がたくさんいて、支え合えているのが唯一の救いです。リフォーム会社に勤める私の弟2人も仕事がなくなり、揃って失業保険を受けることになりました。正直、コロナに感染するということももちろんそうですが、生活できない不安は現実的にはるかに大きいです。花屋に勤める友人も無職になり、レストランを経営する友人は、売り上げが一気に減ったそうです。
・うちは夫婦とも自営業なので、大企業の社員のように「とりあえず給与はもらえる」という状況にはありません。夫のデンタルクリニック(歯科医院)はクローズし、夫は急患があるときのみ、片道1時間歩いて出勤しています。収入は急患の診療分だけなので、悩んだ末にパートタイマー2人は解雇、フルタイマー2人には、25%の減給を提示せざるをえませんでした。うち1人には、「失業保険がもらえるので解雇してくれたほうがいい」と言われています。
・私もすでに感染している可能性もありますし、今後も感染は免れないと思います。怖いのは発病しても受け入れてくれる病院がないこと。自宅から最も近いのは、コロナ患者を多数受け入れ、パンク状態だと報道されているエルムハースト病院です。セントラルパークにもテントの病院ができるそうですが、近所のほかの病院でも車道を閉鎖してテントを立てていました。まだ寒いニューヨークで、テントで隔離されるなんて……。ニュースを見るたびに、病院のお世話にならないよう、よく寝て、よく食べて、家にこもるのがいちばんだと思っています。
・この1カ月、いろいろなことを考えました。今回のことがきっかけで、自分にとって本当に大切なのは何なのか、本当の意味での人との繋がりとは何なのかなどです。こういうときこそ、助け合いが大事だと思っています。私よりももっと厳しい状況の友人もいますので、クラウドファンディングの「GoFundMe」などを通じて、わずかながら支援させてもらったりしています。
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