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感染者「数」に一喜一憂するのは愚である

新型コロナが世界中に拡散して、国別で発表されるようになってきた。リンク

感染者数の多い国は、中国、イタリア、韓国、イラン、フランス…と続く。日本は10位。気を付けなければいけないのは、これだけ見ると、中国に次ぐ2位のイタリアでは爆発的に感染が拡大しているように見えること。しかし、これは「検査数が多い」ことを意味する。ここが大事。間違ってはいけない。

「日本は5日時点で6647件のPCR検査を実施、333人が陽性(陽性率5%)。イタリアは2万5856件実施して陽性は2423人(陽性率9.4%)。」リンク

一定程度感染が拡大した国であれば、おそらく検査をすればするだけ感染者が増える。日本にも潜在的にはもっと感染者がいるだろう。国民としては、事実=感染者の数を知りたい。気持ちはわかる。が、よく考えてほしい。知ったところでどうするのか。何ができるのか。冷静さを失って“トイレットペーパーが足りなくなる”等の誤報に翻弄されるだけなのではないのか。

むしろ、無闇に検査数を増やして、新型コロナ=指定感染症の数を増やすと医療崩壊の危険がある。日本には指定感染症に厳密に対応できる隔離施設を持つベッドは4000床しかない。

さらに、新型コロナの検査=PCR検査は8%程度の誤りが出るそうだ。陽性・陰性いずれも10%近く間違う。医療的な検査の精度には詳しくないが、常識的に考えて不良率8%は、製造業ではあり得ない高さだ。
そんな検査で、間違って陽性と判定された人が貴重なベッドを占領してしまってはいけない。逆もまたしかり。間違って陰性と判定された感染者が安心して外出すれば感染が拡大してしまう。

大事なのは、冷静に考えること。感染者の「数」だけ見て一喜一憂しているのは愚であるということ。

政府の対応が後手に回っていると批判する声があるし、それはそうだろうが、一番ちゃんすべきは、我々が冷静に考えるための材料提供と端的な説明だろう。政府=官僚たちは「国民は丁寧な説明をしても理解できない」と思ってる、その姿勢を改めるべきだ。

参考:
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多田奨
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