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「中国の崩壊?」に備える

「indeep」さんよリ抜粋引用です リンク

新型コロナウイルスの影響は、公衆衛生の問題をはるかに超えたところへ及んでいきたようです。

◆現代史上で最大のカオスとは

アメリカのニューヨークタイムズが、「中国のコロナウイルスの危機は始まったばかりだ」というタイトルの非常に長い記事を発表しました。これは、北京の清華大学の教授である許章潤さんという法律学者など、複数の知識人たちが、現在の中国で共産党に対抗し始めていることを伝えたものです。長い記事ですが、そのニューヨークタイムズの記事をご紹介させていただこうと思います。

●中国のコロナウイルスの危機は始まったばかりだ

中国共産党は、自然災害であろうとそれ自身の大惨事であろうと、危機にどのように対処しているのかを常に自画自賛してきた。

中国共産党の主要な理論誌には最近、コロナウイルスと関係して「人民の指導者」が揺るぎない自信を持って災害に対処したという事実を祝福し、習近平国家主席こそが「中国を導く光であり 14億人の中国人の屋台骨である」とした。

しかし、実際には、新型コロナウイルスの発生の中で、共産党や国家主席はひどく混乱していたようにも見えるのではないだろうか。

2月初旬、中国共産党に対する 2人の著名な批評家は、コロナウイルスのアウトブレイクの実際の状況に関して、痛烈な分析を公開した。公開したのは、北京にある清華大学法学部の教授である許章潤氏で、以下のような評価をオンラインで投稿した。

新型コロナウイルスの流行により、中国のガバナンスの腐敗した核が明らかとなった。それにより、その不安定な状態と、脆弱で空虚な心が、かつてないほど明らかとなった。

(習政権は)過激派のイデオロギーの火薬のような悪臭が強くなってきた。そして、許章潤氏は、毛沢東が何十年も前におこなったように、習氏を神話化する試みを次のように非難した。以前にあった個人崇拝に破滅的に仕えさせられていたこの中国のような広大な国に生きる私たちは、なぜ今、この新しいカルトに抵抗しないのかを問う必要がある。そして破滅的なことに、習政権のこの傾向は、新型コロナウイルスの流行の中でも続けられているのだ。

●彼の包括的な利己主義の代価は現在、中国全体によって支払われている。

許章潤氏にとって、現在の危機は、米国との貿易戦争への北京の対応や香港での民主化のデモを含む一連の政策失敗の最新のものに過ぎず、ますます権威主義システムの欠陥を浮き彫りにしており、そしてそのシステムは一人の男に力を集中させているとして、以下のように記した。

『誰もが承認を求めて「ひとりの男」に目を向けるが、その「ひとりの男」自身は無知であり、権力の政治をプレイしたがるという否定できない彼の傾向にもかかわらず、統治について実質的な理解を持っていないのではないだろうか。

中国国家の政治的位置は崩壊状態にあり、国家のシステムの倫理的核心は空洞化している。今日の中国の政治と最高指導者の究極の関心事は、共産党の特権的地位を何としても維持し、権力を容赦なく維持することにしかない。』

(中略)

許志永氏のエッセイは、実際には矛盾と混乱に満ちている中国の未来のビジョンを推進する国家主席に以下のように問うている。

『あなたは中国をどこに向かわせようとしているのか? 何か手がかりを持っているのか? あなたは、経済改革と開放政策について話しながら、同時に、マルクスレーニン主義の死体を蘇生させようとしている。

あなたの自信のなさは、あなたが見ているものすべてが脅威とうつっていることからも示されている。それに応じて「安定性維持」対策を強化しているのだ。』

この「安定性維持 (stability maintenance / 維穩)」という用語は、中国共産党の権力と社会の支配を維持するための、広大で確立されたシステムの略だ。

この国内の治安機関は、軍の予算を上回る予算によって、準軍組織、警察、地元の役人、近隣の委員会、非公式のコミュニティスパイ、インターネット警察と検閲、シークレットサービスエージェントおよび日常の官僚の広範なネットワークで構成され、社会を監視している

●許章潤氏は以下のように述べている。

中国当局は、前向きな変化につながる可能性のある考え得るすべての道を遮断した。今や何らかの形の平和的移行が考えられるかどうかを真剣に疑わなければならない。

●許志永氏は以下のように述べている。

私たちの国の将来について深く心配している。私は、この非常にきつく巻き上げられたシステムが危険なほど脆いものであることを懸念している。そして、状況に対処できる意味のある、または実質的な市民社会の形態がないことを懸念する。

●許志永氏は次のようにも言う。

私は真実を口にしたあの絵本の子どものようだ。それは「王様はまっ裸だ!」と口にした子どもだ。

国家の緊急事態の瞬間に声を上げた許章潤氏と許志永氏だが、彼らの警告は彼らにとって無益であるだけではなく、彼らにとって「自殺行為」であることを証明するかもしれないことを彼らはよく知っている。許章潤氏のエッセイは嘆願で終わる。

中国でコロナウイルスの治療で感染した医療従事者は 3,300人を超えているが、現在、中国共産党は、自らの命を犠牲にして闘う姿を次々と賞賛している。一方、武漢から独立して報道していた市民ジャーナリストたちは姿を消した。2月中旬までに、許章潤氏は北京で隔離され、許志永氏は拘束された。

(中略)

現在の新しい危機は新たな反発を生み出し、抑圧が続き、そしてさらに反発が起きる。許章潤氏と許志永氏の両氏が指摘しているように、コロナウイルスの発生を必要以上に悪化させ、世界的な公衆衛生上の危機に変えたのは、中国の政治のガンだ。そして、このコロナウイルスの流行は、政党国家のそのガンの程度を暴露しただけなのかもしれない。

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