fc2ブログ

新型コロナのデマに踊る人々に映る深刻な錯乱

事実なのかを見極める力が求められている。
この記事自体がデマの可能性もあることを、忘れてはいけない。

以下(リンク引用
--------------------------
① 感染者、感染経路に関する誤情報やデマ
1月末、ソーシャルメディア上で「青森にコロナ上陸」との書き込みがあった。2月初めには「徳島にコロナ上陸」という内容の投稿があった。どちらも明らかな誤情報だったことがわかったが、県が冷静な対応を呼びかける事態となった。同種のデマはほかの自治体でも相次いで発生している。

また、特定の地域や地名を挙げて「〜病院で感染者が出た」「〜飲食店で感染者が出た」といった具体的なものも出てきている。ストーリー仕立ての例も少なくない。武漢からチャーター機で帰国した日本人(またはクルーズ船から下船した日本人)が、再検査で感染していることがわかり(あるいは、国内感染者の濃厚接触者が感染者となり)、どこそこの病院に入院しているというものだ。

「まだどこにも発表されていないから教えてあげる」と言って不気味なチェーンメールのように密かに拡散されている。単なる噂なのか嫌がらせなのかはわからないが、とくに接客や飲食など対人サービスに関わるものは、事業の存続そのものが危うくなる可能性がある。

厚生労働省などは2月16日、新たに東京都で5人、愛知県で1人の感染を確認したことを発表したが、この事例に限らず感染経路の解明に時間がかかり不明な点が多いことが、かえって感染者や濃厚接触者に関する情報への「飢え」を誘発し、誰よりも早くリスクを特定したいという心理が強く働く要因になっているようだ。

先月、「発熱症状のある武漢からの旅行者が関西国際空港の検疫検査を振り切って逃亡した」とのデマが広がったが、今後も多数の人間を短時間でウイルスや細菌に感染させる「スーパースプレッダー」がどこそこにいる(いた)といった種類のデマが流れる可能性があるだろう。

② 致死率、重症度に関する誤情報やデマ
コロナウイルスの「致死率が15%、感染率が83%」に上るという台湾の新聞記事を翻訳した情報が出回った。「人類史上最凶のウイルス」などと禍々(まがまが)しい文言も追加されていた。新聞記事の画像を貼り付けたTwitterのある投稿では1.2万リツイートもされていた。

すでに多くの識者が解説しているとおり、実際は「武漢の病院に入院した重症患者の致死率」である。母数が「重症患者」なのだ。海外ソースに信憑性を感じて鵜呑みにするネットユーザーにつけ込んだ確信犯といえるだろう。ちなみにWHO(世界保健機関)は、致死率を約2%としている。

③ 予防法、治療法に関する誤情報やデマ
新型コロナウイルスにはアルコール消毒が効かないという不正確な情報がインフルエンサーを中心に広がった。

厚生労働省は、Twitterで「【ご注意ください!】#新型コロナウイルス 予防にアルコール消毒は効果がないという情報が広がっていますが、これは誤った情報です」と強く否定。「厚生労働省では、咳エチケットや手洗い、うがいなどと並んで、『アルコール消毒』を行っていただくよう、国民の皆さまにお願いしています」とツイートした。

そのほかソーシャルメディア上では、紅茶や緑茶、ニンニク、唐辛子、生理食塩水による鼻孔の洗浄、うがい薬、さらには納豆がウイルスの予防に効果があるといった真偽不明の情報が続々と現れている。海外でも、ワインビネガーや大麻、漢方薬、ごま油を鼻孔に塗る、ステロイド、酢酸等々と枚挙に暇がない。漂白剤と同様の成分の摂取を勧めるものもあり、仮にこのような予防法を実践したら健康を損なうだろう。

上記のようなデマが一定程度の影響力を持つことになれば、かえってまともな予防法の励行がおろそかになり、結果的に感染リスクが高まる事態を招く。そのうえ、ソーシャルメディアなどで不安や恐怖をあおる情報を浴び続けることで、心身へのストレスや不眠症状などが生じて免疫力も低下するだろう。

④ 生物兵器説などの陰謀論
これは、新型コロナウイルスは人が作った「生物兵器」だとの陰謀論仕立てのデマだ。
すでに財新編集部が専門家の見解「新型コロナウイルス『生物兵器論』は本当なのか」を東洋経済オンラインに寄稿しているが、説としては特段目新しいものではない。

2002~2003年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)は、「アジア人を狙い撃ちするために作成された人工ウイルスである」とのデマを、2010年代に入ってからもさまざまなところで人づてに聞いた覚えがある。

2015年に流行した中東呼吸器症候群(MERS)でも同じ噂を耳にした。また、インフルエンザウイルスについても「人為的に新型と大流行が作り出され、ワクチンメーカーとその投資家が利益を得る仕組みになっている」という説もある。




真鍋一郎
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)