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転んでもただでは起きない安倍首相のパフォーマンス外交

集団はリーダーの能力に規定される場合がある。
リーダーは現状を突破するために、課題の中心に標準を合せて、具体的にもの事を動かしていく。

外交は錯綜する情報、立場の中でのリーダーシップが求められるのだろうが、我が国の「やってる感」外交は、どうなん?

天木直人さんのブログ(リンク)からの引用ですが、なんとも、切ない。

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安倍首相の外交を見ていると、およそ外交というものは、そのほとんどがパフォーマンスでいいのだ、と開き直っているように見える。

 そして、それが正しいと思えてくるから不思議だ。

 実際のところ、最近の世界の首脳外交を見ても、首脳会談が行われたからといって、それが直ちに劇的な成果につながる首脳外交など、めったにお目にかからない。

 そう考えれば、安倍首相の「やってる感」外交も、立派な外交ではないのか。

 そう思えるのだ。

 きょう6月13日の日経新聞に、テヘラン発島田学記者の書いたこういう記事がある。

 「安倍首相は訪問中のイランでロウハニ大統領やハメネイ師との会談を踏まえ、28、29日に大阪で開く20か国首脳会談(G20サミット)でイラン情勢の緊張緩和に向けた協力を呼びかける」と。

 なるほど。

 これで合点がいった。

 この記事は、ロウハニ大統領との会談が始まる前に書かれた記事だ。

 つまり同行した首相側近が、首脳会談がどうなろうと関係なく、その前に今度の安倍首相のイラン訪問のもう一つの意義を記者に漏らしたのだ。

 今度の安倍首相のイラン訪問は、その内容がどういう結果に終わろうとも、安倍首相にとって意義のある訪問になる。

 つまり、G20直前にイランを訪れ、ロウハニ大統領やハメネイ師と会う事自体が、もう一つの大きな目的だったのだ。

 G20でイラン情勢について主導権を握り、イラン情勢の緊張緩和に議長として貢献した、そう成果を強調するためのアリバイ作りだったというわけだ。

 パフォーマンス外交、やってる感外交、ここに極まれり、である。

 転んでもただでは起きない安倍外交である(了)



井上誠
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