マスコミ報道では分からない景況動向の実態

マスコミ報道ではさっぱりわからない景況状況。一体、どうなっているのか?

環境ビジネスコンサルタントのパイオニア!菊池功ブログリンクより引用。
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これまでも定期的に取り上げているが、今回は、“マスコミ報道では分からない景況動向”について取り上げる。ありがちなマスコミ報道では分からないことや間違えて捉えてしまうことがあるので、一部のマスコミ報道に依存することなく、しっかりと目利きをしていく必要がある。

まずは、以下のデータを見て欲しい。

1.小売販売額前年対比(単位:%)

 1月:99.8
 2月:100.4
 3月:99.0
 4月:99.1
 5月:97.9
 6月:98.7
 7月:99.8
 8月:97.8
 9月:98.3
10月:99.8
11月:101.7
12月:100.6

ここで言う「小売販売」とは百貨店・スーパー・コンビニ、及び、ホームセンター・ドラッグストア・家電店等、主要な大手小売店舗での販売である。
なので、生活必需品系の店頭販売マーケット推移と思って欲しい。

極端な上下動はないが、それぞれ四捨五入して四半期ベースで見ていくと、

第一四半期:99~100
第二四半期:98~99
第三四半期:98~99
第四四半期:100~102

となり、第四四半期にグッと伸びてきていることが分かる。


2.Eコマース前年対比(単位:%)

 1月:82.9
 2月:99.4
 3月:93.8
 4月:93.5
 5月:92.8
 6月:98.6
 7月:97.4
 8月:97.8
 9月:103.5
10月:104.4
11月:103.0
12月:データ未出

Eコマースとはいわゆる一般消費者向けのネット販売のこと。
ただし、前述の小売データは企業データであるのに対し、こちらは家計調査によるアンケート調査で、かつ、世帯持ち高年齢層中心のデータで、1人暮らし若者データが不足しているので、正直、正確性には乏しい。

そうは言っても、一定の消費者層は掴んでおり、月次推移を見る分には妥当性はあるだろう。

1~5月の前半は低調、6~8月は100%近くまで来て、9月以降は100%超えであることが分かる。


3.卸売業販売額前年対比(単位:%)

 1月:93.8
 2月:96.0
 3月:93.2
 4月:94.7
 5月:93.3
 6月:92.7
 7月:92.4
 8月:96.2
 9月:94.0
10月:93.4
11月:98.7
12月:97.5

上記1・2とは異なり、卸売業は通年通して92~99%と100%超えの月がなかった。リーマンショック時は別として、この20年間でこのような数字の羅列(ずっと100%を切っている)を見るのは初めてだ。

通常の卸売業がいかに厳しいか如実にデータに出ているようだ。


4.鉱工業出荷額(単位:%)

 1月:96.3
 2月:95.4
 3月:97.7
 4月:98.4
 5月:97.2
 6月:98.2
 7月:99.6
 8月:98.2
 9月:100.3
10月:99.7
11月:103.2
12月:104.3

これまた一目瞭然かと思う。

1~8月は95~99%、9~12月は99~104%と年末に掛けて100%を超えてきた。

まさに、尻上がりというイメージだ。

※以上により(細かなことは置いといて)、全体を通して以下のことが言えるだろう。

・昨年上期は低調で推移した
・特に、4~6月の第二四半期は低調
・業界別で言うと、卸売業は厳しい
・下期、特に9月以降年末に掛けてグイッと上向いた


以上は、あくまでもマクロ的データ(経産省・総務省)に基づいた考察だ。

本ブログを読んで頂いている方々に関しては、昨年の自社の業績推移はどうだったのだろうか?そして、自らが携わっている業界に対しての今年の動向はどう見ているのだろうか・・・。

改めて、出来る限り客観的に今一度考えてみて欲しい。



匿名希望
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