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情報の上流というマスコミの存在基盤とその脆弱さ

マスコミが同一視の対極にある理由として、情報の上流に位置することがあると思う。誰も知らない情報を入手して、それを下流にいる大衆に流すことこそがマスコミの存在基盤となっている。

その情報が役に立つかは二の次で、誰も知らない掘り出しものこそが「特ダネ」として価値を置かれる。これが自然と上流と下流を形成し、同一視と対極にある立場を形成していく。

その象徴が所謂芸能ネタなどのゴシップだろうが、大衆が傍観者とならざるを得なかったかつてならば、役に立たない情報でも、我先に知ることだけで大衆の充足も得られていた。

しかし、傍観者の代償充足では不全が蓄積される一方となっている現代は、そのような情報に対する需要は減ってきている。

逆に役に立つ情報はマスコミに頼らずとも、ネットを通じて大衆が当時者として発信する情報が溢れている。行政も情報公開の圧力を受けて、市民に情報提供している。

同一視の対極にある「上流」に位置することで基盤を維持していたマスコミは、最早その基盤を失いつつある時代となっていると思う。



石橋直樹
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