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サークルの引力と交流会の引力

たしかに、自分達で交流会を作っていく方が面白い。この引力はいったい何故なのか?他方では、大学でも地域でも、古いスタイルのサークルの引力は衰弱し続けている。

サークルは「よかったら」いっしょにやりませんか?という誘い方になる。好き嫌いに左右されていて、結局自分(自分たち)の楽しみでしかない(自己満足でしかない)。
つまり、サークルにはみんな期待がない。自分達だけの楽しみの場なので閉鎖的になるし、みんな期待がないので引力も低下する。
この、みんな期待の強さが引力=活力を規定している。

そもそもサークルというのは、農村時代の「祭り(芸術も芸能もスポーツも包摂している)」が、都市に移行するにつれて分解していったもの。そして70年までは、芸術や芸能は高尚な文化だった。少なくともそれらに対するみんな期待(私権圧力→みんな不全からの発散欠乏)があり、それが、「趣味は持つべきもの」という意識につながっていた。
しかし本当にみんながはまっていたかというと、実際はそんな余裕などなく、ただ社会共認を支配する「高尚な」インテリ階級にそう思い込まされていただけ。

そして70年、貧困の消滅=みんな不全・みんな期待の消滅によって、「文化(普遍性を極める)」は衰弱し、80年代になると「芸能(より自分だけの充足)」に向かった。そして、「芸能人志向」と「オタク」が平行して登場。これらは外向きと内向きの違いこそあれ、どちらもみんな不全、みんな期待の消滅による自分主義に立脚しており、誰からも期待されていない自己満足の世界である点は同じ。
この時代テレビが輝いていたことも、みんな不全が消滅した後のミーイズムにぴったりだった(一人でも楽しめる)からというふうにも考えられる。

しかし新たなみんな期待の顕在化により、もはやみんな期待の感じられない芸術、芸能、趣味は(70年以降、徐々に衰弱しつつあったが)、今後は一気に衰退していくと考えられる。



浅田祥幸
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