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テレビというマスメディアの役割

 本来、テレビというものは人々に慰めを与えたり、社会的緊張を緩和する機能を果たすものではないだろうか。それが最近の番組といったら、我々に悪影響を及ぼすものが数多くある。 

 テレビの情報は、客観的・中立的かというと、必ずしもそうではない。表現者は視聴率獲得の為、独自の価値判断というメディアフレームによって、暗に特定の立場を表明し、世論を特定の方向へ誘導する。
 
 また、過剰ともいえる情報提供によって、我々は受動的に情報を受け取ることに満足感を持ってしまい、何か問題が起こっても、具体的な問題解決のための行動を起こそうとしなくなる。情報機能の発達が、かえって問題意識の鈍化を醸成してしまう、麻酔的逆機能も危惧される。

 単なる傍観者である発信階級が、様々な現実の情報を取捨選択し、彼らの手で再構築して、テレビというマスメディアの媒体を通して、我々に一方的におしつける。そのように、オピニオンリーダーによって操作された、全くリアリティの無いステレオタイプ的報道によって、我々は擬似環境という虚空のスクリーンを、自分の頭の中に描いてしまう。それは、現実の正確な模写ではなく、様々な誤認や歪曲を含む為、現実に対する不適応を招きやすい。

 このように、社会不全・みんな不全を生み出した、旧観念ともいえる虚構の世界は、今の我々にはもはや必要とされていない。インターネットや携帯電話の普及に伴い、自分から意見を出し、新しい共通認識を持つ人たちが集える場が必要なのである。自分自身が当事者として人と交流し、現実環境を直視する中で、実感や喜びを得る事の素晴らしさをもっと分かって欲しい。これが、現在の我々の活力源であるみんな期待なのだから。



藤田英晃
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