そもそもテレビは見る必要があるのか

 なぜ今テレビは面白くない(見たいと思わない)のかと問われ、まず考え付くことはテレビを見終わった後に自分の中に残るものは皆無であるからという事である。テレビという媒体が私たちに情報を一方的にを発信する中で本当に必要な事などないのではと思うほどである。又、多くの人がテレビは面白くないと思うようになったのは独善的なテレビの作り手(発信者階級)の発信する内容をそのまま受け入れる事自体が苦痛になったからではないだろうか。

 私の家では中学生になるまでテレビはなかった。もちろん当時はやっていた番組やドラマなどの記憶は無く、その頃は見たいとも思っていたが、しかし実際それによって学校生活を含め普段の生活に支障をきたした事はなかった。
 
 テレビは面白くないかも知れないがニュース等の情報番組は必要であるという考え方もあるかもしれない。しかし、そもそも完全な報道の自由や公平さなどある訳もなく自由の国と言われるアメリカでさえ報道の自由は国家の利益の範囲内においてのみ許されている事は言うまでもない。
 
 昔のテレビ(60、70年代)は今と違って面白かったと言う人もいるかもしれないが、その頃の日本の社会は私権統合が社会全体の共通認識であった時代であり、だからこそテレビの与える影響に関して疑問を抱く事はなく需要と供給のバランスが成り立っていたと考えられる。そして同じテレビ番組で育ったという仲間意識が生まれるのではないか。(全ての人がそうであるとは思わないが) 
 
 社会不全に陥っている現在ではテレビは面白くない(役に立たない)だけではなく旧観念をひきずる有害な物に他ならないのではないか。と言うより今のみんな不全の状態をつくり出した原因の一つだとも言えないだろうか。なぜなら私権時代の認識を未だに発信し続けているからである。

 しかし、最近テレビが面白くない(テレビは見る価値はない)事に多くの人が気付きはじめたきたと感じる。それは明るい材料ではないだろうか。今、私たちに必要なのは新しい共通認識による新しい社会の形成であり、そのために重要な事は新しい認識を持つ人たちが集える場(るいネット等)であり、テレビから垂れ流される旧観念ではない。テレビが面白くない理由という議題の奥にはテレビの存在意義を含めもっと深い問題が潜んでいるように感じる。




古川正樹
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