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面白くない報道番組

報道番組の使命とはなにか?速く正しく情報を伝えることだ。しかし速さではネット上のほうがタイムリーで、公正さでは国の許認可事業であるテレビ局にとって、混沌の国際情勢から考えると難しい。すなわち、テレビの報道がもはや影響力を失っているのは自明の理だ。

 ではテレビの報道番組の現状を見てみよう。視聴率だけを見ればテレビ朝日系のニュース・ステーションがNHKの番組群に食い込んでいる。あんなにも独善的な報道が視聴者を引き込んでいるのだ。政治家や他国の指導者の思惑を推移して、ひねくれた再現映像を作り放送する。確かに社会に適応不全しかけている視聴者にとってはわかりやすいし、そうでなくても歪曲された報道をおもしろがって見る人も少なくないだろう。しかしこれが「みんな期待」に応えられるような報道なのか?所詮そんなものは発信階級のエゴに過ぎないと思うのだが。

 スポーツ報道についても考えてみよう。昨年のワールドカップの報道なんて愚の骨頂だ。サッカーを知っているはずの解説者が、他国に比べそこそこの日本代表チームを戦時中の英雄のように称える。その反面、道頓堀に飛び込む若者を問題視する。「おまえらが煽ったのだろう!」と言いたくなるような報道内容が横行していた。代理戦争としてスポーツを捉えるのは、まるでナチスそのものである。

 報道番組が面白くないのは、視聴率(及び広告収入)に傾倒しているだけだからだ。視聴者と制作者の両者にとって都合の良い報道か、発信階級のエゴで塗り固められたような報道しかしない。それは彼らが今でも有り余るほどの給料が貰えるのだから仕方がない。もはやネットの双方向性の前では一方通行の報道など無意味になってしまったことも、視聴者が報道番組でさえ暇つぶしで観ているという現状も直視できない。視聴者という数字上の「集団」に依存するような報道では面白くなくて当然である。



匿名希望
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