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虚構の世界


少し前に長時間にわたる生放送番組に関わったことがあり、その時に初めてテレビが虚構の世界であることを目の当りにしました。それをきっかけに「テレビで流されていること=虚構の世界」であることを実感したのです。それまでにもテレビが流しているのは生放送であれ、ドキュメンタリーであれ虚構の世界であるということを感じてはいました。しかし、実際に見ていると真実であるかのように見えてしまいます。かなり違和感のある真実ですが。
その私の関わった番組では、実際にその現場での本当の流れや、出来事とはかなりかけ離れている。つまり、過度に脚色されたドラマとなり、完全な創りものとなって放送されているのでした。アナウンサーはあたかも目の前でそのような事実があるように視聴者に伝えていました。放送する側としてはそのように、ドラマ化して良い絵にすることで視聴者の心を捉えることができると思っているのでしょう。しかし、その場にいたいつもは視聴者側である私たち素人の誰もがそれに驚き、テレビへの疑問を語らずにはいられませんでした。
確かに視聴者もテレビの世界が虚構の世界であることは感じているのですが、実感する機会がないのです。だから、テレビに疑問を感じながらもそれを信用せざるを得なくなってしまっています。しかし、テレビの流す虚構の世界を目の当りにした時から、報道番組などですら「創っているんだろうな。」という気持ちを無意識のうちに持ってしまいます。テレビ側が視聴者の心を捉えようとして行っている行為が視聴者を突き放しているように思います。
「先が見えない世の中」そこから如何にして先を見るかを視聴者に伝えるはずのマスコミが現実を直視せずに虚構の世界ばかり求めて、視聴者にも一方的にそれを押しつけています。視聴者は虚構の世界が無意味なものであることに気がついています。




臼倉珠
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