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「ゲーム脳」

12日(土)の読売新聞の一面に「ゲーム脳」なる言葉を見つけた。どうも、子どもの脳に問題が起こっているらしい。

気になったので、ちょっと調べてみました。

日大の森教授は、アルツハイマーの人の脳波を測定することで脳の研究をしています。脳波の測定器の開発の際の試験で、コンピューターソフト開発者の脳波を計ってみたところ、なんとアルツハイマーの人と同じような波形(β波の値がα波に重なる)になった。最初は機械の故障だと思って、同じ職場で同じ仕事をしている他の人々を計ってみたところ、ことごとく同じ形になったそうです。

「これはひょっとすると、彼らと同様に長時間テレビに向かってゲームをしている人は、みな同じ波形なのではないか、と考えたのです」(森教授)

実際子どもの脳波を計測してみると、幼稚園や小学校低学年のころから週に4~6回、1日2~7時間テレビゲームをやっていたという人は、ほぼ例外なくアルツハイマーの人と同じ脳波の特徴を示しました。

人間の脳はおよそ10歳までの間に完成していきます。この大切な期間に毎日何時間もテレビゲームをやっていると、脳回路が単純化されてしまい、その結果、特定の回路だけが強化され、その他の部分の神経回路を使わなくなるように脳が習慣化されてしまうそうです。

「少なくとも18歳までは、テレビゲームをしないほうがいいでしょう。18歳を過ぎれば、自分の意志でテレビゲームをやめられる状態まで脳が発達します。その意味で、子供の脳に対する親の責任は重大なのです」と森教授は言っています。

(参考:「でじ端会議室」リンク より)

実は、「ゲーム脳」のような特定の神経回路は、他にも単純に同じ動作を繰り返す運動で同様にできるようです。ある動きの約束事ができると、『大脳皮質』がネットワークを形成し、そのコピーを大脳基底核にある『線条体』という部位に格納します。そのコピーを使えば、思考に必要な『前頭前野』という部位を使わずに同じことができる状態になる。それが長時間続けば、記憶を扱う部位である『海馬』を使わない状態になるわけです。単純な動作を繰り返し行うときはそれが有利になるのですが、複雑な思考や判断を必要とすることにはお手上げ状態になります。

しかし「ゲーム脳」、どうも怖いですね。

脳の発達にはさまざまな種類の刺激が必要なのであって、それはTVゲームのようなものでは代替できないということだと思います。やはり子どもは外(できれば自然の中)で仲間と遊ぶのが一番なのではないでしょうか。



tanvool
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