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大麻と精神異常と殺人事件を関連づけた報道の嘘②

引き続き、福田医師の医療大麻研究(その9)大麻と精神病と暴力事件 リンク より引用

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【大麻は精神病を起こさない】

大麻には軽い精神的依存はあっても、身体的依存はなく、長期使用による健康被害もほとんど存在しないことが医学的に明らかにされています。精神的依存とは薬物摂取の継続を渇望する状態で、身体的依存とは薬物摂取をやめると種々の身体的異常(いわゆる禁断症状)が出てくる状態です。

大麻を吸うと酔ったような気分になりますが、それで病気になったり、粗暴になって周りに迷惑をかけたり、精神異常になってしまうことは実際としてはありません。一時的に記憶力や知的活動が低下することはありますが、アルコールと同じで、覚めれば元に戻ります。

一部の大麻使用者に一時的な精神錯乱が見られることがあり、これを「大麻精神病」と呼んでいますが、これは正式の病名としては認められていません。多くは1日以内におさまる急性の精神障害です。

飲酒して酩酊しても「アルコール精神病」とは言いませんが、大麻を悪者にする立場の人には都合のよい病名になっています。大麻では酩酊して眠ってしまうことはあっても、アルコールのように暴力的になることはありません。

米国で大麻が禁止された当時(1930年代)は、連邦麻薬局やメディアは「大麻は人を精神異常にして凶暴にし、暴力犯罪を増やし、社会が脅威にさらされる」と主張しました。しかし、この主張は全く根拠のないものであることが多くの研究で証明されています。
過去には、大麻が精神障害の原因になるのではないかという懸念で多くの検討が行われていますが、いずれも、大麻の安全性を結論しています。

英国がインドを植民地支配していたころ、インドにおける大麻使用が精神異常を増やすのではないかという懸念が広がりました。そこで英国とインド政府の高官や医学専門家からなる委員会が設立され、インド国内の全ての精神病院を対象に調査が行われ、1894年にその調査の結果が公表されました。

このインド大麻委員会の結論は、「精神病のほとんどのケースで大麻が原因とは考えらない。大麻が原因と思われるわずかな症例でも病気は短期的で、薬物の使用を止めることによって回復可能であった」、「大麻の適量な使用はほとんど例外なく無害で、場合によっては有益でさえあり、乱用してもアルコール乱用の場合ほどには害にならない」というものでした。

ニューヨークではラガーディア市長が大麻の有害性について委員会を設立して調査を行い、その結果を1944年に報告しています。その結論は「大麻の長期使用は肉体的・精神的・道徳的な退行につながらず、継続的に使用した場合でも、何ら永続的な有害効果は認められない」というものでした。大麻の使用と犯罪との間には関連はなく、大麻が暴力行為を引き起こすことはないことを報告しています。

英国では、不法薬物の規制にあたる英国内務省が薬物依存諮問委員会を設立し、1968年に検討結果を報告しています(ウットン報告)。このウットン報告では、インド大麻委員会やニューヨーク市長委員会が出した「大麻を長期に使用しても適度なら害はない」という結論を全員一致で賛成しています。

さらに、前ペンシルバニア州知事レイモンド・シェーファーが委員長を務めた全米大麻・薬物乱用委員会(別名 シェーファー委員会)が1972年に出した報告でも、「マリファナが原因の精神異常のケースはほとんどない」、「大麻が各種犯罪と誘発したり、ヘロインなどの危険な麻薬の乱用を増やすなどの説には根拠が無い」 と断定しています。

もし、大麻使用が精神障害の原因になるのであれば、大麻使用の広がりとともに精神障害が増えていなければなりません。米国では大麻使用は1960年代から大幅に増えていますが、精神病の患者が大幅に増加しているというデータはありません。

最近の研究では、不安障害や抑うつや外傷後ストレス障害などの精神疾患に大麻が有効であることが報告されています。大麻を適度に使用するのであれば、有用性はあっても有害性はほとんど無いというのが、科学的な結論だと言えます。

マスコミも一般の人も、大麻を悪者にして排除するような考えは、そろそろ終わりにする時期に来ていると思います。
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(引用以上)




匿名希望
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