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ドルだけが大暴落する根拠はあるのだろうか?


>今までさんざん指摘されてきたことであるにも関わらず、未だに暴落しないのが不思議です。

必ず暴落する。と、断定から論理を組み立てるより、なぜ暴落しなかったのかを考えてみる方がよいのではないでしょうか?

>軍事力を背景に「強いドル」という幻想を追共認させられてきたのか、別のカラクリがあるのかは分かりませんが…

幻想を追共認させられたのではなく、「逆らったら侵略するぞ」と暗に脅され、ドル=アメリカの強さを強制共認させられているのが現実ではないでしょうか。米国債を購入し続ける日本は完全に属国化していると言えます。

それでも市場はまだ正直に反応しています。
ドルの暴落とはどの程度の水準を差すのかは議論の余地はありますが、1985年9月のプラザ合意以降、ドルは当時の270円から一年もたたずに150円台へ、二年後の87年末には半値以下の水準に「暴落」しました。しかし、その後も双子の赤字は改善されず、下落は続いています。

一方、基軸通貨がユーロに移行する可能性は充分に考えられます。つい、先日もロシアのプーチン大統領が原油取引の決済を現在のドル建てからユーロ建てに変更する可能性を示唆し、波紋を呼びました。
しかし、欧州も景気低迷が続き、財政赤字が膨らんでいることには変わりありません。財政赤字の上限を定めたユーロも、中心国である独仏が二年続きで協定違反を行い、スウェーデンはユーロ加盟の国民投票を圧倒的大差で否決するほど信認は落ちています。

数年内に、ドルが80円~50円くらいに「暴落」する可能性は充分考えられますが、旧ソ連のルーブルのように紙切れになるほどの暴落には絶対的な力を持つ別の通貨の存在が前提条件となります。日米欧、先進国が揃って行き詰まっている状況でドルだけが大暴落するには双子の赤字以外のシナリオが必要だと思われます。


辻一洋 
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