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トリウム溶融塩炉だろうが、「核廃棄物」の問題は既存の原発と何ら変わりない

表題の通り、トリウム溶融塩炉だろうが、「核廃棄物」の問題は既存の原発と何ら変わりはありません。

なぜなら、トリウム溶融塩炉ではプルトニウムが出ない分、他の核分裂生成物(ストロンチウムやらセシウムやらヨウ素など)が従来の軽水炉に比べて多く出るからです。

一年前私は仲間と一緒にトリウム溶融塩炉の可能性を追求しましたが、調べていくうちに、結局「放射性物質を出す」という点で既存の軽水炉と変わらず、どちらにせよ生物の住めない閉塞空間を生み、今回のような国家の危機を生む根源になることが分かりました。

以下はその一年前に追及した内容です。記事も是非一読してみてください。

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☆核反応を起こす物質のみでウランとトリウムを比較するとトリウムは核分裂生成物はウランの1.3倍となる

~(中略)~
プルトニウム以外の核分裂生成物に焦点をあてると、ウラン:トリウムの核分裂生成物の生成比は68:88.95≒1:1.3となります。「燃料が同質量ならばウランよりもトリウムのほうがの高レベル放射性廃棄物が多い。」ということです。そして、これが高レベル放射性廃棄物としてガラス固化体となり地中へ埋設されることとなります。

『次代を担う、エネルギー・資源』 トリウム原子力発電12 地球の物質循環から切り離された核廃棄物問題はトリウム発電でも同じ(リンク)より引用
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根本的に「原子力発電」というのは、「放射性物質を出す」ことには変わりなく、自然の摂理に反しているのです。ですからトリウム溶融塩炉がプルトニウムを出さないから安全だというのは詭弁です。

宇宙は放射線の飛び交う世界ですが、そんな世界の中で、地球はたまたま宇宙からの放射線を”いくらか”遮る環境を生みだしました。
そして何億年という半減期を経て放射性物質が減ってきた世界に、地球の生物は適応してきたのです。この過程が「自然の摂理」です。

原子力発電とはこれに完全に逆行して、放射性物質を大量に生みだします。これが「自然の摂理に反する」という根拠です。


土屋範明
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