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マスコミは決して語らない、内部被爆の危険性

放射線による被爆には、「外部被爆」と「内部被爆」があるが、現在報道されている被爆線量は、ほとんどが「外部被爆」の数値となっている。これは、内部被爆の線量を測定することが難しいからであると考えられる。全身の被爆を測る装置があり、内部被爆の影響を判断できるが、脂肪などがあるため、正確な数値よりも、少なめにしか測定できない。そのため内部被爆に関する線量が示されていても正確な危険性は判断できない。

内部被爆は外部被爆より明らかに人体への影響が大きいため、内部被爆に関する基礎情報を整理しなければならない。
まずは、「内部被爆の影響」を事例をもとに検討する。

以下、転用。
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■内部被曝の影響は明らかになっていない

これは内部被曝の線量が検出しにくいためです。外部被曝では、環境値を測定することで、人体との影響の相関を探ることができます。内部被曝では・・・ガイガーカウンターを体内に突っ込むわけには行かないわけです。
また発症に時間がかかるケースが多く、その相関も統計的に判断しなければいけません。多人数・長期間の調査が必要で、コストも多く、その調査は十分行われていないのが現状です。
ですから、「どれだけ放射性物質を取り込んだら危険なのか」はまったくの未知です。未知なので、だれも内部被曝の危険性については触れないのです。


■許容範囲内の放射線量の原発付近で、乳がんが大量発生

では内部被曝の影響は小さいのではないのか?と思われるかもしれません。しかし、こんなデータもあります。アメリカの原発周辺では、乳がんでの死亡率がとても高い(乳がんは放射線の影響により発病する代表的な疾患です)。


■図の黒い部分は原発の100マイル以内を示しています。1985~89年のアメリカの乳ガン死亡者のうち3分の2はその郡の住民である、との報告があります。面積にしてみれば、30%前後しかないんです。それなのに、乳がんでの死亡率が異常に高い。これは原発の影響と見て間違いないでしょう。(もちろん、日本でも原発増設にともない乳がん患者が増加しています。日本では沖縄や離島以外、全て"原発の近隣"です。)

このデータが示す本当の恐ろしさは・・・これら乳がんの死亡率が、「原発事故による健康被害ではない」ということになっていることです。定められた安全基準に従い、正常に運転された原発による影響なんです。これらの原発から放出された放射線が「一年間に浴びていい量」を超過したわけではありません。測定値は安全値を示しているのです。

ではなぜ乳がんが急増したのか?僕は内部被曝の影響と見ています。実は厳重に密閉していても、"「放射性廃棄物」の一部はどうしても原子炉外部へ出て行かざるを得ない"んです。外部被曝による健康被害が考えられない以上、内部被曝の影響と見るのが自然ですし、内部被曝は少量だろうと影響は大きいです(その理由は次に記します)。だから線量は安全度のあてにならないのです。

現在でも「線量は一年に浴びていい値の何百分の一だから安心しろ」という論調がありますが、これは内部被曝を全く度外視した乱暴な意見なんです。


■α線の影響はβ線の20倍
α線は名刺ほどの厚さの紙で防ぐことができ、放射線を浴びた場合でも皮膚でその大部分を防ぐことができます。β線は1cmのプラスチック板がないと防げません。γ線では、分厚い鉛板でなければ防げません。ですからα線の影響は微弱と考えがちです。

でも、α線の人体に及ぼす影響はβ線、γ線の実に20倍なんです。これが体内被曝と体外被曝ではまるで影響が違ってくる理由です。テレビの専門家がしきりに「ぬれたマスクをしてください」と喚起していたのは、体内被曝のリスクを低減させるためです。「本当に怖いのは体内被曝」なんていえないから、遠まわしに被害を防いでもらうしかないんです。


■自分の考えで判断を

東電、全く抑止力のない保安院。そしてアメリカと、原発利権にべっとりな日本政府。重要なスポンサーである東電を批判できないマスコミ。

「本当に危なくなれば内部被曝の勧告が出るだろう」と考えるのは間違いです。自分の頭で情報を見極め、判断してください。

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以上。



小熊耕平
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